ボタナ紀行

ハーブをめぐる冒険

ハイキング2( 2/5)Bellvale mountain

 

2月16日(木)ニューヨーク 曇り時々晴れ

 

ほぼ毎週、ハイキング仲間達と山へ登ります。

ニューヨークや、お隣の州ニュージャージー

2時間弱ほども車で行けば、大自然に囲まれ

ています。

 

2月5日はBellvale Mountain へ行ってきました。

マンハッタンからは車で約2時間、

この山はアパラチア山脈の一部でニューヨーク

州にあります。

 

アパラチア山脈は、北はカナダから南は

ジョージア州まで、全長約2400キロに

わたって延びています。

 

この日は山の頂きまでと、下り、合わせて約16

キロのアパラチアントレールを歩きました。

 

前日の日中の気温が、マイナス14度という

ものすごい寒さだったのですが、

当日は5度ぐらいまで上がりました。

 

前日の極寒で川やトレールの一部、

日の当たらない場所の草木が凍っていました。

 

 

 

 

トレールに入って、すぐに大きな湖があるのです

が、完全に凍っており、そして、びっくりしたの

は、その上で、3人の男性が本格的な

アイスホッケーをしていて、湖上を滑りまくって

いたこと!

 

静けさの中に、カーンカーンと球を蹴る音だけが

響いていました。

自然の大リンク、気持ちいいでしょうね~。

 

 

 ↑アイスホッケーしている写真

 

でも途中で氷が割れたりしないんだろうか、

とちょっと心配になりましたが。

 

氷があちこちに張った森も美しく、冷たいピリッ

とした空気が好きです。

真冬の山歩きも素晴らしい風景に出会います。

 

自然の中を歩くと、身体も心も調律されて行く

のがわかります。

木や草花が冬を健気に生きている姿に共感し、

川の流れ、鳥の声に生命エネルギーの躍動

感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローズマリーとギリシャ神話

 

2月15日(水)晴れ

 

ギリシャ神話に出てくるハーブは

少なくとも52種あるそうです。

 

その中の一つはローズマリー

 

Rosemary (ローズマリー)という名前は

この植物が海辺で育ち、海の露に輝く

様子から、露を意味するラテン語のROS 、

海を意味するMAREに由来しています。

 

ギリシャ神話お話では、アフロディティは

ローズマリーの咲く海辺から立ち昇り、

海に吹く風の空気中の水分だけで生きながら、

惜しみなく民にローズマリーを与え

たとあります。

 

ローズマリーは実際に記憶力を高める作用があ

りますが、古代ギリシャ人はこの薬草が

記憶を高める事を、すでに知っていたの

ですね。

 

ギリシャ神話は、記憶を司る女神、

ムネモシュネとローズマリー

結びつけられてます。

 

彼女の9人の娘達、ミューズが

ローズマリーを手に持っている絵もあります。

 

古代ギリシャの学者は記憶力を高めるために

勉強の時にローズマリーを頭に巻いたそうですよ。

私もハーブのテストがあるので、やってみよう

かしら~。

 

 

 

 

ハイキング1(2/12)  ブレーブネック

 

2月15日(水) ニューヨーク 晴れ

 

ハイキングが好きで、ほぼ毎週末に

日本人のハイキング仲間4,5人で

山歩きに行くのですが、

 

この日曜日はニューヨーク州、アップステート

にある Breakneck と言う名のトレール

に行ってきました。

上の写真は頭頂付近です。

 

マンハッタンからは、車で2時間ほど北

ハドソン川沿いにあります。

 

今回は一番ハードなランクがつけられている

トレイルにチャレンジしてきました。

 

車の中では戦々恐々としながら、同時にワク

ワクだね、でもだめなら尻尾まいて帰って

こようね、と言いながら。

 

急勾配な箇所が沢山あり、下から見たら、

なんだか絶壁のように見える(怖😓)。

 

なにせトレール名が Breakneck、

首を壊す、危険だよという

時に使う言葉らしく。

 

 

 

でもなんとか必死で頭頂まで登ることが

できました。

これはハイキングと言うより、岩のぼり、

次から次へとよじ登らなければ進めない

トレールでした。

 

ニューヨークの一番寒いと言われる2月

に、汗だくでした(笑)。

 

山頂からは、ハドソン川と、回りの山や谷が

見えて絶景です。

頭頂で食べるおにぎりが最高においしかったー。

 

トレイルは楕円形のループになっていて、帰りの

下りもかなり勾配があり、落ち葉が沢山あるので、

油断すると滑り落ちるので要注意。

 

 

最後は膝ががくがくしていました。

11時にスタートして4時半に終了。

 

帰宅して食事の後は、エプソムソルトの

お風呂がご褒美。

この瞬間が最高でした。

 

山にはハーブも色々あるニューヨーク、

春も近ずき、楽しみです。

 

自然の中で、一歩一歩ただ歩く。

他にすることはありません。

社会や家庭での役割は消えて、

山の中では誰でもない、ただ歩くことがある。

ここに自然との一体感があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬のご飯にもオレガノ少々

 

2月13日(月)ニューヨーク 晴れ

 

家には10歳になる雑種の犬、チョコがいます。

アルバニア国境近くの北ギリシャを家族旅行して

いた時に、ある村を散歩していて見つけました。

 

まだ手の平に乗るサイズで、段ボール箱

に入って、道端に捨てられていたんですよ。

今ではすっかり我が家のアイドル、いい子に育ち

ました。

 

ギリシャで6歳まで過ごし、4年前に引っ越しで

ニューヨークに連れて来るときは、

大変だった~。

 

言いたかったことは、

その可愛いチョコちゃんにも、

ドライオレガノのフレークをあげています(笑)。

 

チョコのご飯は、私が手作りした、

野菜入りお肉か、魚のスープをドッグフードに

かけた物ですが、ここ2か月は一日おきに,

イースプーン一杯弱のオレガノのフレークも

スープに混ぜてあげています。

 

アメリカでペットのコラムを書いている

方が犬にもいいと書いていて、自分でも調べた

ところ、そういった記事を他にも色々見たので、

入れてみることにしました。

 

t’s safe to feed your dog in moderation, and you

can even provide it as a daily supplement,

You can supply the herb dried and ground or fresh.

 

Oregano is antibacterial, antifungal, and

anti-inflammatory. You can feed it to your dog to

help treat many conditions, including sore throat,

asthma, colds, bloating, heartburn, and more.

by Nicole Cosgrove

 

ー訳

愛犬に適量あげるには安全ですし、毎日の

サプリメントとして与えることもできます。

与える方法はハーブを乾燥させ細かくした物、

または生のものを与えることができます

 

オレガノには、抗菌、抗真菌、抗炎症作用

があります。愛犬に食べさせることで

のどの痛み、喘息、風邪、腹部膨満感、

胸焼けなど、さまざまな症状の治療に役立ちます。

ーーーーー

犬は訴えないので、喉の痛みや、胸やけ,etc

と言っても、私にはどんな時か検討つきません

が犬にとっても抗酸化作用はあるとのこと。

 

因果関係があるかどうか、わかりませんが、

散歩の時にもっと沢山歩きたがるようにな

りました。

 

まだ歩くの??というぐらい、元気があり、

私としては嬉しいやらちょっと困るやらです。

 

*オレガノをあげる場合は少量から初めて

様子を見てくださいね。

稀に吐いたり、下痢する可能性があるので

そういう時はストップしてください。

 

オレガノについては今回で終わり、次はローズマ

リーについて書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドライオレガノのお茶

 

2月10日(木)ニューヨーク 晴天

 

今日のニューヨークは素晴らしい青空!

雲一つなく、日中の気温も14度。

春を思わせるような一日です。

 

今回はオレガノティーについてです。

オレガノは前にも書いたように精油としては

よく使用されるのですが、精油は注意が

必要です。

 

オレガノの熱による強い作用があり、

量や期間、作用が人によって違うからです。

 

そこでお勧めなのがオレガノのお茶です。

もっと手軽にオレガノの恩恵を楽しむことが

できます。

 

オレガノティーには素晴らしい効果があるのです

がその価値に似合わず、あまりハーブティー

しては注目されていません。

 

もともとの冷え性や、身体がクーラーや雨などに

当たり急に冷えしまった、

風邪やインフルエンザに罹った時、

喉の炎症がある、

 

ガスがたまっている、げっぷ、便秘気味、

またヘビーな物を食べすぎて、

消化がしにくく、お腹が重く感じる時が

ありますよね。

 

そんな時に飲むと効果があります。

 

ドライオレガノティーの作り方は簡単。

 

イースプーン一杯のドライオレガノを、さら

に細かくするために手の平の間で数回揉みます。

 

テイーポットに入れて、熱湯を注ぎます。

3-5分待ちます。成分のエクストラクトは

このくらいの時間で十分です。

 

飲める温度にさましてから、ハチミツを入れ

ると美味しいです。

 

 

※妊娠中はなるべく避けてください。

 

 

 

 

 

 

チキンボーン(骨)スープのオレガノ入り

 

1月26日 ニューヨーク 曇り

 

昨日、3日分(笑)作ったチキンボーンスープを

温め再び夕食に。

オレガノとパセリも余分に足しました。

 

ここ3,4日でニューヨークはぐっと冷えこ

んでいます。それまで昼は7ー8度を推移

してたんだけどな。。。

 

この冬はインスタントポットのスロークッカー

機能を使いまくっています。

冬になり暖かいチキンスープや、フィッシュスープ

を作るのに、とても重宝してます。

 

また、調理中、そばにいなくても大丈夫。

材料を入れて、スイッチオンにするだけ、

あく抜きしたら、あとは何にもせずに、’

ほーんとに楽ちん!

 

よくやるのが骨付きチキンレッグを4,5本

使って作るチキンボーンスープ。

ボーン(骨)スープはアメリカで人気のスープです。

ポットにチキンを入れて5時間ほど、じっくりと

低温で煮込みます。

 

そうそう、アップルビネガー、半カップくらいを、

カップの水に必ず足しています。

そうすると、煮込みながら酢が骨からミネラルを

効率よく引き出してくれて、栄養アップになるん

です。 このやり方はアメリカでも人気です。

 

数時間後の出来上がりは、ちょっとコクがあ

るような感じで、酢入り、気に入っています。

出来あがりは、酸っぱくは特に感じませんが、

酢を入れてないのを隣に置いて比べたら

、味の違いがちゃんとわかるかもしれないですね。

 

野菜は冷蔵庫にあるものを、てきとーに入れて

います。

今回は、野菜の種類があまりなくて、

カリフラワー、人参、大根、昆布、

パセリ、オレガノ、ニンニク、

ブロッコリー でした。

 

シイタケ、オイスターマッシュルーム、

しめじ、レンコン、ゴボウ、大根、セロリなんか

もよく入れています。

 

とにかく、入れてよさそうなものは、なんでも(笑)

ビーツも入れることもあります。

真っ赤なスープになって、ビジュアル的に気分転換。

ボルシチみたいになります。

キャベツやジャガイモをいれても合いますよ。

 

途中でオレガノを大匙一杯くらいと、

塩、適宜入れます。

最後いただく直前にレモンを絞って入れます。

 

この冬は風邪もひいてないし、いい調子です。

栄養たっぷりのボーンスープのオレガノ

入りでこの冬を乗り切るぞ~。

 

そうそう、オレガノは風邪にも強い味方の

ハーブです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレガノの効能2

 

1月26日(木)ニューヨーク 曇り

 

昨日もふれましたが、オレガノは強い抗菌作用を

持つハーブで、さまざまな細菌や真菌に対して

有効であることが示されています。

 

外用としては、オレガノのオイルや、希釈した

チンキを洗顔に使用し、皮膚の病原菌

抑えることができます。

 

オレガノのお茶や希釈したチンクチャーは、

マウスウォッシュとしても使用できます。

口に入れて数分間、ぶくぶくやるといいです。

 

オレガノは生の葉をかじると、舌が少ししびれる

ような感覚になります。これはエネルギー的には

熱を持っているからです。

 

オレガノの熱は拡散性があり、呼吸器系、消化管

女性の生殖器系の滞りを和らげてくれます。

冷えやを感じやすい人には効果を発揮。

少し濃いめのお茶として飲むのがおすすめです。

身体を温めてくれます。

 

またオレガノは消化を助けてくれます。

消化不良の症状がある人には、理想的な食材で、

胃が空っぽになるのが遅い、食後に胃腸が重く感

じる、頻繁にお腹が張るなどには、オレガノ

を調味料として少量使用するとよいですよ。

 

私は食いしん坊で、ついお腹いっぱい食べてし

まうのですが、しまった。。。と思ったらオレ

ガノのお茶を食後にゆっくり飲んで消化を

助けてもらいます。

 

 

オレガノ精油は強いですので、特に内服は

精油の専門家に相談する必要があります。

外用の場合も、少量をキャリ―オイルに混ぜて

使いますが、希釈量は人によって違うので

注意が必要です。

 

*またオレガノは妊娠中や授乳中の女性は

避けた方がよいとされています。